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IV. まとめ
限られた実習期間内で、実践を通して教育効果をあげる為には、適切な指導目標の決定が重要となる。
学生は、学んだ知識・技術・態度を看護の対象を通して繰り返すことで看護実践能力を養い、学習を広く理解することが出来る。
望ましい実習の指導者として、吉武は、「本当に看護を愛する人が自分の看護の向上心を持ちながら学生を指導し、高望みすることなく、学生のレベルを知りながら引き上げていくような人」と、述べている。その為には、指導者はよい看護者であることに加えて、自己の確たる指導観を備えておく必要がある。
今回、指導案を作成し、指導者として学生の主体性を引きだすような意図的な関わりを持つことが大切であるということが分かった。
V. おわりに
指導案を作成する過程で、各自の意見をぶつかりあいの中、1つのものにまとめ、文章化する事の難しさを改めて感じた。また、思考錯誤しながら、出来上がった時の喜びはひとしおである。
今回の学びを、今後の看護活動に生かしていきたいと思っている。

 

 

 

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